経理業務効率化~その2~【奈良県・田中智之税理士事務所】
2022/06/08
おはようございます。田中智之税理士事務所です。
第2回、経理業務効率化は『現金』についてまとめていきたいと思います。
現金はいつでも何にでも支払ができる一見便利なものですが、現金の扱いを変えないことには経理の効率化は測れません。
1.現金を扱うことのデメリット
・管理の大変さ
皆様は現金残高を日々チェックしていますでしょうか。領収書が無ければ、今の現金残高と照合することができません。取引の再現性が預金と比較すると格段に難しいのです。
また、現金は常に盗難や紛失のリスクがあります。社員が多額の現金に触れられる状況は横領等の事件のきっかけになってしまいます。そういったリスクを無くすためにも現金取引を減らしましょう。
・経理業務の手間
現金仕訳を計上するためには、交通費/現金 〇〇円 などの仕訳を手入力する必要があります。
第3回での掲載を予定しておりますネットバンキングとの連携を使えば預金仕訳はほぼ自動化できます。
2.現金取引を減らす
・現金での支払や受取を減らして、口座振込や口座へ入金してもらう
・クレジットカードやICカードを利用していく
・従業員の立替支払についても、現金精算ではなく給与振込時に精算することを原則化
3.「最低限の」現金取扱い
・現金売上は通帳にそのまま入金
・手元の支払に利用するのは、口座から定額で出金したお金から使用
売上現金から支払にそのまま回すと現金残高の把握が困難になり、また、通帳を通さないため売上や経費のイメージが掴めません。預金を通る取引体制では通帳の残高により利益額やキャッシュフローをおおよそイメージすることが可能となります。←これは、忙しい経営者様にとって通帳を見ることでその月の損益や収支を概算でも把握できるため重要です。
奈良県天理市の田中智之税理士事務所では、皆様のご相談を随時お受け付けしております。
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